ローカルルールについてわかりやすく説明すると、変な設定のスマートフォン、のようなものです。
(参考)→「ローカルルールとは何か?」
スマホの機械自体は一つですが、アプリは複数入っています。これがいわゆる人格です。ローカルルールに感染するというのは基本的にアプリ(プログラム)単位で感染します。
トラウマを負っているというのは、ローカルルールに感染したアプリが入っていて、バックグランドで起動している状態です。
(参考)→「ローカルルール人格って本当にいるの?」
本当であれば、インターネットに接続して、クラウドサービスを利用したり、快適に過ごすのが普通です。他者とのコミュニケーションもスムーズです。
しかし、ローカルルールアプリが入っていると、まず家族のローカルネットワークに繋がるように設定されています。
ですから、いつも動作が重いし、遅い(過緊張)。
さらに、人とコミュニケーションをとる際も、まずは相手のスマホの情報を読みに行くように設定されている。
(参考)→「個人の部屋(私的領域)に上がるようなおかしなコミュニケーション」
そのために、コミュニケーションがスムーズに行かなくなったり、相手スマホに入っているローカルルールアプリに接続するので、動作が遅くなったりする(過剰適応と巻き込まれ)。
子供の頃からこのような設定になっているので、他者とコミュニケーションをとる際も、まずは相手のスマホの情報を読み取ること、相手のスマホのローカルルールアプリに接続することが当たり前だと思わされている。
こうした状態なので、家族の重いデータを保存させられて、スマホが重くなったりする。自分の情報と家族の情報が混ざって、自分のスマホであって、自分のものではないような状態になってくる。
他者と接続することが当たり前になっているので、他者のスマホからのフィッシングメールのような情報をブロックすることができなくなったりする。フィッシングメールを真に受けて、おかしなことになったりする。
(参考)→「ローカルルールの巻き込みは、フィッシングメールに似ている」
その結果、「私のスマホは能力が足りない。人とは違う」と思わされて、苦しむことになる。
こうしたことをスマホで例えると、「おかしなことだ」と思えますが、人間では、こうしたことはよくありますし、“変な設定”が「家族への責任だ」とか、「当たり前だ」となっていたりする。
(参考)→「外(社会)は疑わされ、内(家)は守らされている。」
人間とは、社会的動物(クラウド的存在)です。社会的動物ということのポイントは2つ。「ルール」と「ネットワーク」です。
ローカルルールというのは、このルールとネットワークを悪用しています。
「人とはつながっていて当たり前」
「設定(ルール)はなくてはならない」ということを悪用して、おかしな設定を受け入れさせて、変なネットワークに接続することを当たり前のものと思い込ませて、変な設定のスマホ(トラウマ)にするのです。
人間は社会的動物であり、ルールとネットワークが不可欠だからこそ、設定を自分のものとしなければならない。
機能している家族というのは、自分の家のローカルネットワークとはあくまでグローバルネットワークを代表しているもので一部でしか無い、ということをわきまえている。
そして、ローカルネットワークの中でも徐々に幼い頃にインストールしたアプリはアンインストールして、データも共有せず、ローカルネットワークから離れていく(反抗期)。徐々に、インターネットに直接接続するようになっていくものです(社会化)。
安易に他人とは接続しない。ファイアーウォールとアンチウイルスソフトで自分を守って、信頼できるアプリを通してやり取りをする(社交)。
まちがっても、相手のスマホの中のデータを覗きに行ったり、相手のローカルルールアプリをダウンロードしたり、自分のスマホの中を覗かせたりもしない。
対人関係に苦しんだりしている場合、おかしな設定になっていないか、見直してみる必要があります。ローカルルールアプリは使い慣れているからそのままでいい、変えるのは面倒だ、他のアプリが使えるかどうか不安だ、なくなったら困る、と思わされていますが、アンインストールしなくてはなりません。
(参考)→「ローカルルールとは何か?」
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