ローカルルールの巻き込みは、フィッシングメールに似ている

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 パソコンや、スマホでメールを使っていると、よくスパムメール、詐欺メールがやってきます。

「警告!」とか、

「[LINE緊急問題]」とか、

「Amazon でのショッピングの決済が完了しておりません」とか
 
「AppleIDが停止されました」とか


 共通するのは、不安を煽るような内容で、しかも、「あなたに問題があるから至急対処せよ」ということです。


 そうして、フィッシングサイト、偽サイトに誘い込こんで、情報を取られたり、詐欺に巻き込まれていきます。

 


 気持ちが安定していると、「バカバカしい」と相手にしませんが、不安定な状態だと、「私に問題があるのかも?!」と思って、巻き込まれてしまう場合もあるのでしょう。


 

 

 不安を煽って、ニセの責任、因縁をつけて巻き込む、という詐欺メールの手口。

 これは、ローカルルール(人格)がわたしたちを巻き込む手口ととても良く似ています。

(参考)→「因縁は、あるのではなく、つけられるもの」 

 

 

 わたしたちも、世の中を生きていく中で、対人関係で、こうした詐欺メールのようなローカルルールへの巻き込みに遭遇します。


 「あなたは私を傷つけた!(すぐに対処せよ)」

 「あなたは空気が読めない人間だ(だから、理不尽な目に合うことを受け入れよ)」

 「私をイライラさせるな!お前の態度が気に入らない!(私の相手をしろ)」

 「あなたにはダメな人間だ(You’r NOT OK と因縁をつけて、I’m OK と思いたい)」


 などなど


 何やら、本物のコミュニケーションに見えますが、全てはスパム、ニセモノです。


 もし、引っかかって、「私に問題があるのかも?!」「なんとかしてあげないと」と対処してしまうと、相手の不全感、ローカルルールに巻き込まれていってしまいます。


 詐欺メールを無視するかのように、取り合わずに無視する必要があります。  

 

 

 さらにやっかいなのは、取り合わないと決めていると、「あなたは冷たい」という言葉も飛んでくる。


 これも、実は、ローカルルールに巻き込むために用いられるよくある言葉です。


 ローカルルールというのは、そこに巻き込むために、そして、それを成立させるために、二重、三重にトラップが敷いてあります。


 「あなたは冷たい」というのも、まさにそう。

 
 もともと、「いい人でいなければ」とか、「あなたはおかしい」というローカルルールの刷り込みがある方にはてきめんに効果があります。

 もちろん、これも全く取り合う必要はありません。

(参考)→「気持ちを理解しろ、物事を先回りしろ、あなたは冷たい、傷ついた!などもローカルルールや巻き込むためのメッセージ

 


 実は、トラウマという観点で言えば、すでにわたしたちは、巻き込まれていたりする。


 親が教育やしつけと思って言っていたことは、結局自分の不全感や嫉妬からくる感情の発露を、常識と偽ったローカルルールでしかなかった。

 


 イライラして「私の気持ちをもっと考えろ!」「イライラさせるな!」とか、「あなたはだめな人間だ」「悪い子だ」といったような言葉。

 


 単なるスパム(戯れ言)でしかなかったのに、わたしたちは真に受けて、「少なくとも2,3割は自分にも問題があったかも」「親がイライラするのも理解してあげないと」なんて思ってしまっている。

(参考)→「ニセ良識、ニセのバランス感覚~2、3割は自分のせいだ、というローカルルール

 


 過去に言われた人の言葉がぐるぐると頭から抜けなかったり、自己否定感、自責感、そして、自信がなかったりする、というのは、実は、まだ、ローカルルールに巻き込まれて、フィッシングサイト(詐欺サイト)の中にいるような状態と言えるのかもしれません。

 

 

 

(参考)→「ローカルルールとは何か?」 

 

 

●よろしければ、こちらもご覧ください。

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