赤ちゃんをお世話したことのあるかたは経験があるかもしれませんが、赤ちゃんは、お腹がすいた、眠い、オムツを変えてほしい、など要望を伝えるためかよく泣きます。
普通は、その要望が満たされると泣き止みます。
ただ、しばしば、大人ではよくわからない理由で泣くことがあります。
なにをしてもだめ、多くの場合、母乳を与えて何とかしのぐ、ということも多いのではないでしょうか?
それ以外に、ビニール袋をクシャクシャして音を出したり、鈴を鳴らすと泣き病むことがあります。
お腹の中で聞こえる音に似ているから落ち着くのではないか?と言われています。
ただ、ふと思うのは、赤ちゃんもノイズを受けていて、それで泣いていることもあるのかも?ということです。
音(ノイズ)を聞かせると、そのノイズでノイズをキャンセルさせているのかもしれない、と感じることがあります。
著者の親せきの子どもも、1、2歳のころに、ちょっとボールを落としただけで、「ああ」と自分を激しく責めるそぶりを見せていた時期がありました。
そんな幼いころに、自己否定や、自分を責めるような高度な心理的な在り方を外から学ぶ、ということはできないでしょうからは、とても違和感がありました。
その子はとても繊細な子だったので、もしかしたら、外からのノイズ(支配とか)の影響を受けていたのかもしれません。
私たち大人も、ふとよぎる思いにどうしようもなくなる時があります。ストレスで苦しい時ほど、通勤中はウォークマンなどで、音楽をずっと聴き続けたい衝動に駆られるときがあります。
通常は、たんに音楽で気分を盛り上げて、ということだと解釈していますが、もしかしたらそれもノイズをキャンセルしようとしているのかもしれません。
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