メールや電話が怖い

 

 

 トラウマを負うと、メールや電話が怖くなる、ということがあります。

 メールの着信があると、自分を批判した内容ではないかとドキドキして内容が見れない、ということがあります。

 

 何とか、メールをチェックできてもメールの返信に時間がかかります。相手に嫌われない文面、失礼がない文面とは何かが体感的に理解できず、どう書いていいかわからないからです。

 

 

 カッカとして余裕がないので、ついつい内容を読み違えたり、自分のことを悪く言っている、皮肉を言っている、と裏読みしたりしてしまいます。

 相手の失礼やミスに目ざとく指摘してしまうこともあります。

 すると、ついついきつい内容で返信してしまい、さらに相手からの返信が怖くなる、という悪循環。

 

 そんな自分がみじめで、恥ずかしいという思いもありますから、さらに何重にも苦しくなります。

 そして、さらに相手のメールの内容が、そんな自分を指摘するように思えたりしてしまいます。

 

 
 根底には、トラウマによる見捨てられる不安や対人恐怖が潜んでいます。

 偏桃体が過活動を起こしていて、共感性はとても高い状態ですから、痛みや相手の感情の影響を強く受けてしまいます。

 

 トラウマにさいなまれることを近年は発達性トラウマ症候群とも呼ばれますが、アスペルガー障害など生まれつき発達障害傾向にある人でしたら、メールが着信しただけでパニックに陥ることがあります。
 メールや電話は、いつ来るかわからないものなので、不安や恐怖の対象なのです。

 

 発達障害と異なり、後天的にダメージを受けている人がトラウマを負った人たち、なのですが、似たような症状が見られるのです。

 

 

(参考)

→「トラウマ、PTSDとは何か?あなたの悩みの根本原因と克服

→「大人の発達障害の本当の原因と特徴~様々な悩みの背景となるもの

 

 

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階級意識を改善する言葉

 階級意識を適切な状態に戻す方法ですが、
例えば、

「NF1の還元」
「CD40の還元」

 

と言った言葉を7回程度、頭の中で繰り返し頻繁に1~2週間唱えると、自信のなさや対人関係の問題にけっこうな効果があったりします。

 

 

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階級意識

 

 現代の日本に生きているとあまりピンと来ないかもしれませんが、人間社会には、長く階級が存在してきました。

 

 日本でも、「貴族」や「武士」といった分け方や、「士農工商」といった分類がありました。
 現在でも階級のある国は少なくありません。

 

 インドのカースト制度は有名ですし、知らない人も多いですが、イギリスは今でも階級社会です。
「ジェントルマン階級」や「労働者階級」という区分が存在します。
(ちなみに、ロンドンの土地は20数名のジェントルマンたちが所有していて、一般の人はそれを長期間賃貸にて利用しているそうです。)

 


 こうしたことから、人間には、「階級意識」というものが原的に存在することは考えられます。

 

 その「階級意識」が意味なく過剰に作用してしまうことで、自分を他人よりも下に置いたりしてしまって、「自信のなさ」や「うしろめたさ」といったものが根拠なく出てきてしまう、可能性があります。

 
 一方で逆に、階級意識が機能低下していることも問題です。

 結果として、他者を尊敬できず、他人の嫉妬を招いてしまう、というケースもあります。フランス革命の後の混乱は、秩序が壊れて嫉妬や恐怖が渦巻く、まさに狂気の時代でした。
 逆の意味で階級意識が壊れてなくなるというのも恐ろしいことです。

 

 なぜかというと、階級があるほうが、社会としては安定していたり、そこで生きる人の心情も分をわきまえて穏やかということがあります。
 自分の住む小世界の中で勝者になれて、ほかの世界のことはまったく関心、関係がない(敬意を払うが、別世界)ということです。

 

 階級がなくなっても、環境に伴った差が相変わらずあるにもかかわらず、機会の平等の結果であるということで個人の責任にさせられてしまい、理不尽さはさらに強まります。そのため嫉妬といった俗な感情が際立ってしまうのです。

 

 

 インドのように因習となると問題ですが、階級意識があることが悪いことであるとは一概には言えません。


 平等な社会のほうが差別はむしろ苛烈になることがあります。

 愛着不安や、トラウマにさいなまれると、人に対して妙にへりくだったり、尊大になったり、他者からいじめられたり、ということが起きやすいのです。

 

 その原因として「階級意識」がうまく働いていないのかも?
という観点から見るとなかなか面白いです。

 

 

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人格者になりたい

 

 

 トラウマを負った人が望むことの一つが「人格者になりたい」ということです。

 

 

 親など理不尽な人たちのように醜い感情のとりこになりたくない。あんな奴らのようにはなりたくない。

 

 できれば自分の感情もどこかに取り除いて押しやりたい。
怒り、不安、恐怖、嫉妬もすべてなくしたい。

 

相手の否定的な感情を受けても、動じない人間になりたい。そうして、人格的にも優れた人になって、思うように生きたい。

 
 しかし、なかなか果たせることができません。

 

 それどころか、ちょっとしたことで動揺したり、不安から取り乱したり、恐怖から相手を厳しくこき下ろしたり、そうした自分に失望してイヤになったり。
 人間は二階建てなのに、一階部分を取り除いた家を建てるものですから、不安定になるのも当然です。

 

 わがままに我を出している人たちにやられてしまうのです。

 
 人格的な完成は正規の発達ルートでもまれる必要がありますが、なかなかそれができずにもがき苦しむことになります。

 醜い「大人」にはなりたくない、その代わりに、大人は通り越して、高潔な「人格者」になりたい。

 

 トラウマを負った人たちにとって、人の感情は恐怖ですから、できる限り直面せずに回避して成長したい、というのが本音です。

 

 回避の手段として、宗教や、哲学や、セラピーに興味を持ったりしますが、なかなか願望は果たせることができません。

 

どこかじぶんは子供のようで、いつまでも未熟で、それが誰かにばれないか、びくびくしているのです。

 

 

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それ、単に攻撃されているだけですよ

 
 トラウマを負った方は裏ルールが分からないために、二階建てになっていることが分かりません。

 きれいな二階部分のみが世の中全体であるように見えています。

 

 そうすると、他人からの悪意、敵意や邪念に接したときに
それが世の中では当たり前の一階部分であることが分かりません。

 

 するとどうなるかというと、

 きれいな二階部分のみであるはずの世の中で、相手から悪意、敵意や邪念を向けられる自分はよほど何か問題があるのではないか?自分が悪いのではないか?
本来は善人であるはずの相手を怒らせるようなとても失礼なことをしでかしたのではないか?

としてダブルバインドにかかり、自分を責め、罪悪感を感じるようになるのです。

 

 
 もっといえば、相手に罪悪感を抱かせるのも攻撃の一種です。
 世の中が二階建てになっていることをわかっている普通の人たちからしたら、


「それ、単に攻撃されているだけですよ」

「いじわるされているだけですよ」

「嫉妬されているだけですよ」

という話なのですが、そのことがどうも理解できません。

 

 さながら、カルト教団に入っている信者さんが、教祖のおかしなふるまいを見て、そのように見える自分の頭がおかしい、と自分を責めるかのようです。

 

 信じていない人から見たら、

 「それ、教祖さんがおかしいだけですよ」

で終了なのですが。

 

 

 自分のコミュニケーションの能力の問題だ、として、自己啓発に励んでみたり、NLPなどを学んでみたりするのですが、根本的な解決策にはなりません。

 

 それはそうですが、前提がずれているのですから。
(二階部分しかない世界で自分がおかしいから問題が起きている、と思い込んでいる)

 

 相手からの悪意、敵意、邪念が飛んで来たら、それをキャンセルする力が必要です。その大元は「愛着」になります。

(参考)→「「愛着障害」とは何か?その症状・特徴と治療、克服のために必要なこと

 

 

 ただ、トラウマを負った多くの人の場合、愛着が持てていません。そのため孤独な中、自分で自分を支えなければなりません。

 

 頭を使って自分の正当性の根拠を探そうとして、攻撃してきた相手の不正の証拠を見つけようとします。

 そのために、ぐるぐると頭が回り続けるようになります。

 

 

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